11S page.5

予想以上に長いプレイ記録になりつつある、このDQ11S。
もはやGAMEFIELD史上最長となるのは確実である。

5ページ目は、第3部の開幕――過ぎ去りし時を求めてからの物語だ。

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物語は、第1部の聖地ラムダまで戻る。
仲間達は大聖堂にいるというので、早速行ってみると
赤い服を着た小さな魔法使いがいる。

DQ11S-116

このかわいい顔立ちも声も、なつかしさすら感じさせる。
プレイ時間にして、25時間ほど会っていなかった。
3DS版では、特に好きなカットに挙げられるシーンだ。
かわいい子がここぞという時だけ見せる、あんな鋭い表情がいい。
ベロニカもセーニャも、ヒロインとして優秀過ぎる。

後ろにいたリーフに気づく。
ベロニカ:あんた一体どうしたの?そんな泣きそうな顔で見られたら、こっちも調子が狂っちゃうじゃない
カメラが後ろからなので、実際にはリーフの表情は見えない。
けれど、無理もない。むしろ女性プレイヤーなら抱きつきたくなりそう。

実は、魔法使いキャラに一時離脱があるというのはDQ5から続くジンクスである。
始まりはDQ5の嫁(ビアンカorフローラorデボラ)、その後バーバラ、マリベル、ゼシカと続く。
ただ、ベロニカほど長期間で、かつ理由も壮絶だったことは今までに無いが・・・。


他の5人もすぐ合流。時期的にまだグレイグはいない。
このまま命の大樹へ向かう。

仲間達から見れば、リーフは突然いなくなったらしい。
こればかりはセーニャでも真似できない?
セーニャ:あら、リーフ様・・・微笑ましいものを見るような顔をして、一体どうされたんですか?
こちらも、未来では失われたものと言えそうだ。

あと戻っているといえば、セーニャの髪型もロングに戻っている。
ショートも見慣れてきたけど、ロングの方が似合うかな。
ショートなら、もうちょっとだけ伸ばして毛先を広げるとかわいくなりそう。


未来から来たリーフは第2部終了時の強さを引き継いでいるが、仲間達は第1部の聖地ラムダ時点まで戻っている。
つまり・・・

DQ11S-117

ここでやっと、初めてリーフが1位になった。
第2部の間は最初から最後までずっと最下位だ。はっきり言えば主人公として情けない。

装備や所持アイテムもこの時のものが適用されるため、未来から持ってきた物と合わせ
思い出のリボンなどの貴重品を2個持つこともできる。
第1部終了時と異なり、今回は仲間達の所持品は自動で持ち越すため
それを回せばすぐに戦力を強化できる。
星屑の剣、エンプレスローブ、星降る腕輪などを早速装備させよう。

忘れちゃならないのが賢者の石。まだベホマラーが無いので、貴重な全体回復の手段だ。
この段階なら、星降る腕輪とともにカミュに持たせるといい。

スキルパネルの拡張もリセットされている。こちらは確認だけしておけばよい。


さて、再び命の大樹へ。
前回と同じようにオーブを捧げ、勇者の剣の目前までたどり着く。

・・・だが、今回はこれから何が起きるかわかっている。
ホメロスが後ろからつけてきていることが。

DQ11S-118

奇襲を察知し、未来から持ってきた魔王の剣で不意打ちを弾く。
運命を変える時は今。
世界を・・・そして、ベロニカを守る!

魔王の剣で攻撃すれば、ホメロスの闇バリアを解除できる。張り直されてもすぐ解除しよう。
他には、ドルモーア、はやぶさ斬り、闇の閃光などを使用。
Lvが下がっている仲間に集中攻撃されるときついが、そうでなければ楽勝だろう。
リーフが最初に動けるように、ピオラを使っておくといい。

バトル後、ホメロスはデルカダール王にとどめを刺される。見限られたということか。
ローシュが使っていた、勇者の剣・真を今度こそ入手だ。


その後、一行はデルカダール王から城に招待される。
最序盤で訪れた城だが、全域を歩き回れるのは第3部になってから。
平和な城下町を訪れるのも、あの時以来だ。なつかしさすら感じる。
そういえば、あの時はまだ1人だったな。セーニャから「その勇気分けて欲しい」と言われる。

16年間行方不明だったマルティナが帰ってきたことも、国がお祭り騒ぎになるには十分な理由だ。
せっかくだし、楽しもうか。

寝る前に城内を行動でき、仲間は各所にいる。
いろいろ面白い話が聞けるので、一通り話しておくといい。

まずセーニャから、リーフとは昔にも会った気がするという話が。
過去に戻った時に、記憶はリセットされたはずなのだが
どうやら少しだけ以前のことを覚えているようだ。仲間達は特に。

大広間の中心には、何時間も休まず踊り続けるシルビア。
騎士見習いとして鍛えてきた経験が、旅芸人になった今でもこうして活きているというわけだ。

もうひとつ挙げるなら、ある兵士の視線がエマに釘付け。
かわいいから話しかけてみたいけど、彼氏持ちだったらどうしようって。
実際、その答えはYes・・・だったかもしれない。過去形だけれど。
イシの村の住民は、リーフとエマが結婚することを期待してそうだが
旅立つ前ならまだしも、今のリーフならそうしない可能性がある。


一通り話し終えたら、客間で休む。

しかし、その夜・・・デルカダール王が勇者の剣を奪おうとする。
ウルノーガが乗り移っていることはわかっていたが、ここで正体を現した。
こちらでは、魔導士ウルノーガとして現れる。
NPCとしてグレイグが加わり、初めて8人全員が揃う。

DQ11S-119

今回のウルノーガは魔王ではないため、第2部で戦った時よりは弱め。
ただこちらもリーフ以外はLvが下がっており、体感的な強さは落ちてはいない。

完全2回行動、ドルクマ、ドルモーア、痛恨、凍てつく波動、メダパニーマ、マホステを使用する。
単体攻撃では痛恨とドルモーアに注意だ。いずれも150ほどで、後衛に飛んでくると倒されかねない。

しかし何よりも注意すべきは、冥界の霧だ。
これを使われると、全ての回復効果が反転する。
うっかり賢者の石でも使ってしまったら、一瞬でパーティが壊滅しかねない。
ちなみにMP回復も反転する。思い出のリボンは外しておこう。

行動順が来てからコマンドできるSwitch版では、3DS版ほど恐ろしくはない。
回復しようとしたところに先制されて回復が反転・・・ということは無いので。
付け加えれば、冥界の霧の効果が切れるのはターン終了時だ。ウルノーガに先手を打てれば、回復するチャンスが増える。
ただ相手はかなり速く、星降る腕輪を装備したカミュにピオラを重ねないと先攻が安定しない。
賢者の石を持たせて、できる時に回復しよう。

回復できない間は、防御を優先する。一度倒されると蘇生もままならない。
ザキでも使えば逆に回復するかと思ったが、今作では魅了や混乱を治す以外でのパーティアタックはできない。

他には、ウルノーガは杖2本を召喚する。
こちらは時々2回行動で、メラミ、ベギラマ、イオラ、ヒャダルコを使用する。バギマが無いのは魔導士ゆえか。
中でもイオラは全体50と結構な威力だ。
これに対しては、ベロニカがマジックバリアを使い対抗。命のブレスレットでHPを補強し、倒されにくくしておく。

いずれにしても、冥界の霧が来ても対処しやすいSwitch版ではそこまでの強敵ではない。
最後は勇者らしく、ギガデインで決めてみた。


これで本当に、ロトゼタシアから危機は去った・・・か。
翌日、改めてデルカダール王に迎えられる。
最序盤で両側にいたのはグレイグとホメロスだったが、今回は後者がマルティナに代わっている。
・・・あれ、ベロニカ・・・泣いてる?

DQ11S-120

以前の歴史を、少しだけでも覚えているらしい。
(今後も、前に同じことをした気がするという仲間のコメントは何度か聞ける)
なんにしても、未来から来てよかった。ベロニカを見てるとそう思える。


――しかし、物語はまだ終わらない。

サマディー上空に浮かぶ、勇者の星に異変が起きた。
その犯人は、これまで何度か登場した黒ヨッチ。人知れずリーフとともに未来から来ていたのだ。
どうやってか知らないが、一晩でデルカダールからバクラバ砂丘の遺跡まで移動し
第2部でやった時と同じように、勇者の星を上空から呼び寄せる。
あの時はウルノーガに止められたが、今は邪魔する者はいない。

勇者の星には、邪神の実体が入っていたのだ。
名はニズゼルファ。第2部でロウが読んだ古代文字には、この意味があった。

様子を見るため、デルカコスタの海岸まで行く。
この時、グレイグが加入。Lvは第2部と同じく36だ。
こちらではデルカダールの鎧を手放しておらず、初期装備として着ている。守備力はあるけど耐性が無い。

53:10
リーフ:Lv40 カミュ:Lv25 ベロニカ:Lv26 セーニャ:Lv25
シルビア:Lv25 ロウ:Lv28 マルティナ:Lv28 グレイグ:Lv36



10/13

デルカダール城下町を出ると、短いイベントが発生。

DQ11S-121

DQ11S-122

どこからか現れた馬に乗り、新たな旅が始まる。
ここでフィールドBGMが「冒険の旅」に変わる。イントロから聴けるのは、最初の1回だけだ。


邪神が現れた影響で、目が緑に光る「邪」がつく魔物が出現する。
やはり以前の数倍強いとのことだ。
早速ブラックドラゴン・邪が出るが、もちろん回避。この戦力で勝てるとは思えない。

デルカコスタの海岸に行くと、預言者が現れる。
手がかりを持っているのは神の民、か。
ベロニカから天空のフルートを借りると、以前と同じくケトスを呼べる。


目的地は、神の民の里だ。
第2部と異なり、今回は長老をはじめとする住民に会うことができ
ローシュ一行や、邪神ニズゼルファに関する話を聞ける。

長老イゴルタプはさらに、仲間達を強化してくれる。
具体的には第1部の聖地ラムダから(グレイグは第2部の加入時から)第2部終了までに得た経験値を、ここで入手できる。
第2部で同行しなかったベロニカは、セーニャと同じ経験値を得られる。
その結果・・・

DQ11S-123

今度はベロニカが1位になった。
もとよりレベルが上がりやすい上に、第2部での入手経験値が多かったためだ。
ボス戦で何度も経験値を逃したりしなければ、このままベロニカが1位をキープし続けるだろう。
そしてまたリーフが最下位に逆戻り。

同時に、スキルパネルも再び拡張される。
カミュ、ロウ、マルティナは第2部と同様だ。
セーニャは第2部とは異なる拡張パネルとなり、ベロニカとともにそれぞれの特徴を強化する内容となる。
ここまでシルビアとグレイグはパネル拡張イベントが無かったが、第3部に用意されている。


もうひとつここで見逃せないのが、最後の鍵。
DQ3からおなじみの、ほぼ全ての扉を開けられる鍵だ。
マネマネ銀という素材でできているらしい。鍵穴の形状に応じて自動で変形するということだろう。

さらに、Switch版では追加で2個の宝箱が置かれている。
中身は、エンジェルワンピとこあくまワンピだ。今回追加された衣装装備である。
やっぱり黒っていい色だよね・w・

DQ11S-124


再び3本の苗木から、ローシュ一行の足跡をたどるが
第2部と異なり、世界各地を回ることになる。
まあ、神の民から情報仕入れていればマップに行き先が出るので迷うことはないが。

今回は有力な手掛かりは得られず・・・と思ったら、あの預言者が再び現れる。
外見をいろいろ変えられる人物だが、その正体はローシュの仲間の1人、ウラノスだ。

受け取ったペンダントをつけると、ベロニカが一時的に本来の姿に戻る。
OPムービー以外で見るのは初めてだ。
少しだけ声が聴けるが、聴くならボイスドラマの方がいいだろう。
ちょっと、いや結構変わる。落ち着いた声になった。
女子でも少しばかり声変わりはするものだが、この双子は結構変わった方のようだ。

DQ11S-125


双子が導く、ローシュ達の物語の結末。
その昔、邪神ニズゼルファを倒す寸前で、ローシュはウラノスの不意打ちで倒される。
ウラノスの心の隙が、邪神と引き合ったようだ。
そのままウラノスはウルノーガとなった。
同時に、わずかに残ったウラノスの良心は預言者として分離した。

ローシュがいなければ、ニズゼルファにとどめは刺せない。よって、勇者の星として上空に封印したのだ。
その後、セニカはかつてのリーフのように過ぎ去りし時を求めるも失敗。
忘れられた塔で会った時の番人は、セニカのなれの果てだった。


そういや、ローシュのパーティは勇者、戦士、魔法使い、賢者という編成。
DQ3由来とすると、多分セニカは僧侶から賢者になったと思われる。
この勇戦僧魔という構成は、DQ初期の定番とも言える。バランスのよさは説明不要だろう。

その後SFC版のDQ3で盗賊が登場し、以降は勇盗僧魔の構成が増えた。
DQ8ではPS2版からいる4人で、今作では年少組で組めばちょうどこの構成にあるあたり
今ではこちらが主流になったようだ。

さらに言うと、ローシュとセニカは仲間であると同時に恋人同士でもあったという。
ちょっと見ただけでよく似合うのを感じる。
人気作品ゆえにDQ3の二次創作は今でも見かけるが、男勇者×女賢者のCPは特に人気。
魔法使いと僧侶のどちらから転職するかは分かれる。

この要素も今作に来ているかといえば・・・Yesだろう。
ベロニカとセーニャの一方が主人公と、もう一方がカミュと・・・ってことになるか。
見た感じだとカミュ×ベロニカが特に人気のようだ。


さて、そろそろ話に戻る。
邪神と戦うための、最後の手がかりを持つのは時の番人だ。
忘れられた塔を再び訪れる。
かつて来た時より過去のはずだが、宝箱が空いている。気にしてはいかんか。

時の番人にセニカとしての記憶はほとんど無いが、天空のフルートについては少し覚えている。
この笛で奏でる調べはひとつ。DQ3より、「おおぞらをとぶ」。

強化された今のケトスなら、邪神を覆う黒い太陽を破壊できる。
いつでも最終決戦に挑めるが、その前にもっと鍛えたいところ。
邪神ニズゼルファの実力は、どう見積もっても魔王ウルノーガ以上であることは間違いない。
対して、あの時から自パーティの戦力はそれほど上がっていない。
この戦力では、あまり高い勝算は見込めないだろう。

ケトスが言うには、ローシュの仲間の1人・ネルセンが試練のダンジョンを用意したという。
さらに、ロトゼタシア各地でサブイベントが発生する。
もう一度世界を巡り、十分に準備をしよう。

55:33
リーフ:Lv40 カミュ:Lv45 ベロニカ:Lv47 セーニャ:Lv46
シルビア:Lv44 ロウ:Lv44 マルティナ:Lv44 グレイグ:Lv43



10/14

ローシュ一行の中でただ1人、ネルセンはここまで本格的に話に絡んでこなかった。
邪神との戦いを終えた後、彼はバンデルフォン王国を作ったという。
そして、当時使用した強力な武具の数々が今も地下迷宮にある――。

ということで、挑んでみよう。

DQシリーズの隠しダンジョンによくある、今までのマップをつなげた迷宮だ。
まずシケスビア雪原のマップを通り、拠点となる試練の里まで行く。
3DS版ではどこかの島だったが、ここも機種により違いがあるようだ。
早速、宝箱がいくつか。神秘の鎧を入手しておこう。

モンスター乗り物が必要な上、どうしても倒さなければならない位置にグランシーザーがいる。
白いグレイトドラゴンという強そうな見かけだが、カミュの心眼一閃により一瞬で終わり。なんて見かけ倒しだ。


試練の里では回復とセーブ、買い物に鍛冶ができる。
その先は3つのダンジョン。順番にしか挑めない。

最初は、導師の試練だ。
マップは前半が荒野の地下迷宮、後半が怪鳥の幽谷と同一。
どちらも第1部の逆ルートで、前半は一度落とし穴に落ちないと進めない。

後半の方も、モンスター乗り物が無いとゴールにたどり着けない。
何か所かツタを下ろせる場所があり、それを利用すればノーバトルで踏破できるかもしれないが。
3DS版と比べて、宝箱も見つけづらくなっている。
カミュにサーチしてもらって、残り個数を確認しよう。

出現する魔物は強い。輝く息やベギラゴンなど、当たり前のように100ダメージ以上の全体攻撃が飛んでくる。
1マップごとに回復とセーブができるので、温存は考えなくてよい。
ライデイン、バギクロス、マヒャドなど、こちらも攻撃呪文を使う。
仲間会話でも魔物が強いという話がよく出るが、まだ勝てないほどではない。


2つのマップを抜けると、ネルセンの魂が待つ最深部へ。
ここで挑む最終試練は、第2部で登場した六軍王のコピーが現れる。
ただ勝利するだけでなく、手数が一定以下でなければならない。
DQ5以降、隠しボス戦では経過ターン数がカウントされるのが定番だが
今回は行動した回数がカウントされるというわけだ。

初回の相手は憎悪の剣鬼、屍騎軍王ゾルデの強化版だ。
25手以内での勝利が目標となる。

攻撃力がとんでもなく高く、通常攻撃すら200オーバーになる。
なぎはらい、武器を振り降ろす、ドルマドンに加え、パープルシャドウまで再現。
分身のルカナンとバイキルトも、戦況を変える力を持っている。

正面からぶつかるだけでは、勝てなくなってくる頃だ。
まあ勝つだけなら不可能ではないだろうけど、25手以内と言われると話は別。しっかりした対策が欲しくなる。

事前にゾーンに入っておき、開幕から連携を使う。
強敵や手数制限のあるボス戦では、今後これが非常に重要になる。

妖精たちのポルカを使えば、1手でバイキルトとスカラを全体がけできる。
火力を上げると同時に、倒される可能性も減らすというわけだ。
2ターン目以降はセーニャがベホマラーで回復、残る3人で攻撃だ。
MPを温存する必要は無し、ギガデイン、氷結乱撃、心眼一閃で勝負しよう。
いずれも1発で400~500ダメージを与えられる。

あとは、誰かに攻撃が集中しない運を引き寄せられるか。
一度リーフが連続で狙われるが、2回目の攻撃を盾ガードして乗り切る。
こちらから攻撃できる状況を維持できれば、勝つのは難しくない。

結果、16手で勝利した。

規定の手数以内で勝利すれば、ネルセンが願い事を1つかなえてくれる。
DQ3や8の隠しダンジョンにも同じ報酬がある。
選択肢は5つだが、うち1つは3DS版から変更された。これについては、選ぶ時に詳しく書く。
初回は「強い武器のレシピが欲しい!」を選んだ。


試練の里に一度戻ると、賢者の試練に挑める。
今回は、始祖の森と黄金城のマップを逆から踏破することとなる。
前者にサラマンダーがいる。DQ3にも登場した、スカイドラゴンの上位種だ。
かなり強いので、挑むなら全力で戦おう。
また、出口前にグランシーザーが張っている。邪魔だ。
すり抜けるなら、向かって右側を狙うべし。

ここに出現するレジェンドホースは、星降る腕輪をレア枠で持っている。
3人連携のスーパールーレットを使い、ぜひとも入手しておこう。
天空魔城の1個に、追加で2個ほど欲しい。
打ち直せば素早さ+200まで上がるのだが、Lv40台前半で挑んでも成功率は低いだろう。
最低でもLv45、できればLv50になってから着手したい。

このマップの途中に、紅蓮の大木が落ちている。
スーパーリングを量産するためには、これをいくつも集める必要がある。
場所を覚えておいて、今後イベント巡回の合間に何度も来るとしよう。
アレキサンドライトも複数集めたい。一応売っているが、10000Gは高い。

黄金城も道のりは長いが、3DS版のように天井から魔物が落ちてはこないらしい。
その気になればノーバトルで突破も可能だが、この後の最終試練に備え一度は戦っておく。
また主力をゾーンに入れ、連携の準備をするのだ。


2回目の相手は、覇海軍王ジャコラを強化した憤怒の海獣。
3DS版のデータでは、攻撃力は実に770。全モンスター中最高値である。Switch版ではもっと上がいるとの情報もあるが。
守備力を2段階上げても、なお300近くのダメージを与えてくる計算になる。
さらにこれをバイキルトやクリムゾンミストで強化するのだから、とても受け切れるものではない。
他には煉獄の火球(単体に200)、船を揺らす(全体170+1ターン休み)を持つ。

規定手数を満たす意味でも、速攻あるのみ。
守備面はさほど優秀ではなく、特に雷属性に弱いのはオリジナル同様だ。
ギガデインひとつで500ダメージは入る。MPが続く限り連打する。
あとは鉄甲斬や心眼一閃などで攻め込んでいく。
装備で1回休みを防げれば、さらに安定する。

結果は、規定ジャストの30手。
今回の願いは「最上級の馬レースに挑みたい!」を選んだ。
サマディー城下町で参戦できる。後で行ってみようか。

58:43
リーフ:Lv41 カミュ:Lv45 ベロニカ:Lv48 セーニャ:Lv46
シルビア:Lv45 ロウ:Lv44 マルティナ:Lv45 グレイグ:Lv44



10/15

第3ラウンドは勇者の試練。これがネルセンの迷宮における最高峰だ。
Switch版では、天空魔城を再度探索することとなる。
スタート地点が2階の外部に変わり、ルートも大幅に異なるが基本的には一本道。
これまでと異なり、途中に回復ポイントは無い。
いつも以上に、余計なバトルは極力回避しよう。

3DS版と異なり、一度クリアすれば次からは最深部まで一直線とはいかない。
かなりショートカットできるものの、ハデスナイト・強と戦う必要がある。

あちこちの短い寄り道ではアイテムが手に入るが、パンドラボックスも混ざっている。回避するならインパスを。
3階東には巨大な宝箱もあるが、おそらくギガ・パンドラボックスだろう。
正直言って勝てるとは思えない。スルーしよう。

宝箱からは貴重なアイテムを数多く入手できる。
強力装備のレシピや、小さなメダル(複数入っていることも多い)がメイン。

1階の隠し部屋も健在で、Switch版ではここに宝箱が3つ。
勇者の衣、聖賢のローブ、英雄王の鎧が揃って置かれている。
ローシュ一行が使っていたものと同じ装備品だ。
盾や兜なども含めて、ローシュの装備は同じく勇者であるリーフ専用。
セニカの装備はセーニャ、ネルセンの装備はグレイグのみがつけられる。
防具に関しては、揃えれば外見も変わるという仕様だ。

さらに、貴重な素材の数々も見逃せない。
魔竜の魂3個は3DS版には無かった気がする。レアな上に使い道が多いので、考えて使いたい。
1階外部にあった、2個目となる賢者の石も3DS版には無いものだ。

DQ11S-126

こんなところにまでヨッチがいる。
道に迷ったというが、どこぞの方向音痴王子にも負けない迷いっぷりだ。
もらえる冒険の書の合言葉は、ロンダルキアへの洞窟に通じる。
原作同様、今作でも最難関ダンジョンのひとつだ。


最終試練で現れるのは、戦慄の牙王(鉄鬼軍王キラゴルド)、背徳の帝王(妖魔軍王ブギー)。
今回は40手以内が目標となる。
いずれも持ち技はほとんどオリジナルと同様だ。
魅了に超誘う踊りも健在。なるべく外れることを願いたい。

Switch版で何が問題かといえば、背徳の帝王に先制されること。
初手はおそらく魅了or超誘う踊りなので、誰か止まるとこちらの戦術が崩壊する。
これに関しては願うしかない。
妖精たちのポルカを決めることがまず第一だ。

その後も、メラガイアーや竜巻、ゴールドフィンガーなどの猛攻をしのぎつつ攻撃しなければならない。
ゴールドアストロンで回復役が止まるとさらに難しくなる。

だが、隙はある。戦慄の牙王はHPが2600しかない。
ギガデインを2発ほど入れて削ったら、セーニャに奇跡の木の実を使う。
さらに、温存していたベロニカを出す。もちろんあらかじめゾーンに入っている。
使うのはこれだ。

DQ11S-127

クロスマダンテ!

単純明快に、2人で放つマダンテだ。
1手で極大ダメージを与える、ネルセンの最終試練における切り札である。

全体に1593、戦慄の牙王は倒せる。
賢者の聖水でセーニャのMPを回復したら、残ったメンバーで背徳の帝王を仕留める。
意外に硬いので、スクルトがかかっているなら呪文や特殊攻撃で攻めたい。
ここでリーフやマルティナが動けるかどうかで、終盤の展開が変わってくる。

Switch版では、バトル画面に手数が表示されないので不安だったが
終わってみれば32手で、今回もクリアだ。

選ぶ願い事は、「セーニャの髪型を変えたい!」
これを選ぶともらえるイメチェンリングを装備すれば、第2部後半のようにショートヘアになる。
アクセ枠のため、着せ替え装備との両立も可能だ。

個人的な意見を言えば、ロングかショートかどちらがいいかは一概に言えるものではない。
どちらがより似合うかが重要だ。
それを踏まえて言えば・・・セーニャにはロングの方が似合う。
リーフにも負けないくらいサラサラヘアーである。

ただ傾向として言えば、茶髪ショートと金髪ロングは激戦区なように思える。
どちらも優秀なヒロインが数多くいるので。


これにて、ネルセンの迷宮をクリアだ。
最終試練の方は、まだ2戦残っているが・・・さすがに今の実力で勝てそうな気はしない。
各地のサブイベントをこなして、もっと強くなった頃に戻ってこよう。

3戦目まで規定手数でクリアできるくらいの実力があれば、邪神に挑む資格はある。
もう少し準備したら、決戦だ。

61:56
リーフ:Lv42 カミュ:Lv46 ベロニカ:Lv49 セーニャ:Lv47
シルビア:Lv46 ロウ:Lv45 マルティナ:Lv46 グレイグ:Lv45



10/23

サマディーから北の上空、そこに邪神ニズゼルファはいる。
Switch版では聖地ラムダからしか出発できないため、飛ぶのが少し手間だ。

初手で必ず勇者の剣・真を使う。これをしないと攻撃がまともに通らない。
BGMが「勇者の挑戦」であることも含め、DQ3由来だ。


ニズゼルファは本体だけではなく、右腕と左腕も独自に行動する。よって最大3回行動だ。

本体の攻撃として灼熱と輝く息を使用。凍てつく波動にあやしい瞳も。
右腕は攻撃となぎ払いの他に、けがれた霧を使用する。猛毒マヌーサ麻痺呪い混乱と呪文耐性低下の効果、しかも全体に。
状態異常1つずつの確率は低めのようだが注意したい。
そして左腕は、流星のような一撃(全体攻撃+1ターン休み)、ニズゼフレア(全体160)などの全体攻撃を多用する。
ニズゼフレアは3DS版では光属性だが、PS4/Switch版では闇属性だ。

さらに、邪神の子を召喚することもある。1度に4体出現。
行動は祈りを捧げるだけだが、放置すると後でダークミナデインの媒体になる。
いつ仕掛けてくるかはランダム。かなり気まぐれだ。
4体とも残っていると全体300ダメージの危険な攻撃なので、使われる前に片づけたい。

5000ほどのダメージを与え、マスクを壊すと行動パターンが変化。
まず、時を奪うを使用。こちらの1人以外を問答無用で止める。その間は敵からも狙われない。
そして終末の炎。発動した2ターン後に攻撃し、その間は腕も行動しない。
無策だと600ダメージだ。一撃必殺の威力である。
しかし、チャージ中に両腕のどちらかを破壊すれば自爆してくれる。できれば狙いたいところ。
999回復の瞑想も行動に追加される。


3DS版の時点では、大体こんなところだったが
戦ってみると、今回は以前より強くなっていることが判明した。

まず、攻撃力が上昇。通常攻撃で260~290ダメージを与えてくる。
3DS版では攻撃力570だったが、それではこの威力は出ない。+100して670と推測する。
次に、以前は後半からしか使わなかったはずのイオグランデとバギムーチョを最初から使用。
素早さも上がっており、素早さ305でも先制が安定しない。

あまり派手ではないが、確実な強化である。
3DS版では平均Lv45~47もあれば十分に勝てる相手だったが、今回は難しくなった。
装備に戦術、そして運、全てを揃えなければならない。

他にも考えるべきことは多い。3DS版の時に考えた対策も含めて、以下にまとめる。


・無属性の全体攻撃を持つ

腕を破壊しながら戦うのが、このバトルのキーポイント。
よって、全体攻撃が重要になる。

邪神の子を片付けるのも全体攻撃だ。全属性耐性なので、無属性の特技を選びたい。
覇王斬、サキュバスウィンク、ゴールドシャワーが有効だ。いずれでも3発で足りる。
デュアルブレイカーでもいいが、習得するSPが無さそう。


・状態異常を対策する

けがれた霧のランダムステータス異常がとてもきついため、優先して対策すべき。
かかったら止まる混乱と麻痺は特に対策必須だ。
ベストは幅広く状態異常を防げるスーパーリングだが、作るのも打ち直すのも難しい。
満月のリングや理性のリングも組み合わせよう。

アクセ以外なら、まずマルティナは黄金のティアラを装備。
パピヨンマスクはひとつで麻痺を完全カット。頭装備が空いている仲間はこれにしよう。
蒼天のトーガは、属性防御に毒麻痺眠り35%カットを併せ持つ優秀な装備。カミュとシルビアにおすすめだ。

セーニャだけは装備で防がず、キラキラポーンを使うのも大いにあり。


・属性防御を重視した防具選びを

これは新規に追加した対策だ。
物理攻撃の威力が上がっているため、軽減しやすい属性攻撃を防いで総ダメージを減らしたい。
特にイオグランデは無耐性だと260、耐性低下がかかっていると1.5倍。後衛は一撃で倒されかねない威力だ。

前述の状態異常対策との兼ね合いが気になるが、これもアクセが役立つ。
まずは各種のイヤリング。上級品なら1個で2属性を25%カットできる。

さらに上位のアクセとして、竜のお守り、ロイヤルチャーム、ビーナスの涙がある。
竜のお守りは、第2部限定のメダル女学園のサブイベントで1個入手できる。もらっておいてよかったよ。
ムウレアのクエストをクリアし、ロイヤルチャームも入手しておけばよかった。
こちらは第3部でもできるが、イベントクリアが必要となる。

優先順位は、光・闇>風>炎・氷。雷と土は不要だ。
イヤリングなら吹雪と雷光が役立つ。

体装備も、属性防御を考えて選びたい。
具体的には、セーニャは聖賢のローブではなくセラフィムのローブを選ぶ。少し無理してでも作った。
グレイグも英雄王の鎧より、全属性をカバーするはぐれメタル鎧がいい。

加えて、ベロニカのスキル構成を変更。属性耐性UPを3つとも取った。


・何よりも防御が第一

強敵と戦う時ほど、防御が重要。ここ数年でBlackが学んだ、RPGの兵法のひとつだ。

前半から高い攻撃力で攻めてくるため、打てる防御策は打ちたい。
スクルトとマジックバリアも活用しよう。
守備力1段階で30ほどの軽減だが、全体攻撃の多さを考えればこれでも結構なもの。
マジックバリアも、2回使えば呪文ダメージが半減する。
光耐性68%のグレイグは、この状態ならイオグランデを40ダメージまで抑えられる。


・蘇生は必ず成功する方法で

この激戦の中で、安定しないザオラルに頼る余裕など無い。ザオリクが必要になる。
最低でもセーニャとグレイグは習得必須だ。リーフとロウも覚えられるが、習得レベルが高くこの時点では厳しい。
今作には特技の復活の杖もあり、こちらは回復量こそ多くないが確実に成功する。
ベロニカとロウが習得できるので、あれば役立つ。
他のメンバーには世界樹の葉を持たせよう。


・アイテムを最大限活用する

まだ先があるため、最上級の回復アイテムは温存したいがそれも難しい。
賢者の聖水に加え、エルフの飲み薬も持っておこう。
ただ、奇跡の木の実はともかく、奇跡のしずくはまだ残しておきたい。

加えて、意外と重要なのが超万能ぐすり
店売りの割に、状態異常のほとんどを解除+HP100前後回復という便利な効果だ。
1人5個ずつ持たせておいた。


・初手だけは必ず先制する

勇者の剣を使う前は、ニズゼルファの与ダメージが1.5倍になる。
これで3回攻撃されたら誰か倒されかねない。
開幕だけリーフに星降る腕輪2個をつけ、先手で勇者の剣を使う。
この時はもう一度行動できるので、装備を変更してからバトルに入ろう。

初手を除けば、無理に先制を狙う必要はない。
セーニャのアクセ枠は星降る腕輪2個ではなく、属性防御にあてよう。


こちらの戦術そのものは、3DS版とあまり変わらない。
3回行動されていては受けきれないので、速攻で腕を片方破壊する。再生されるがまた破壊するのみ。
邪神の子を片づける時にある程度全体攻撃を交えれば、腕を交互に破壊するのもやりやすい。
開幕に妖精たちのポルカを使い、まず右腕を狙う。
カミュもゾーンに入っていれば、火炎陣を使ってさらにダメージを重ねられる。

その後も、防御を重視して戦う。
グレイグとセーニャが防御の中心だ。防御と回復の他、前述の通りスクルトやマジックバリアも使う。
腕が残っている時はスクルトを、残っていない時はマジックバリアを優先しよう。
さらに、セーニャだけでもキラキラポーンを維持したい。シルビアのレディファーストで手数を増やせば、使う時間も作れる。

残りのメンバーを入れ替えつつ、攻撃に当たる。
全体攻撃と単体攻撃を使い分けよう。
相手はかなり守備力が高いため、物理攻撃は守備力低下が入っている時だけにしよう。
鉄甲斬を入れるまでは、呪文や特殊攻撃の出番。
リーフやマルティナはもちろん、カミュも心眼一閃よりジバリーナを使う方がいい。


戦ってみて思ったのは、マスクを壊した後の方が楽かもしれない。
通常攻撃をしなくなったような気がする。
2回ほど時を奪ってきたが、どちらもセーニャが残ったため簡単にしのげる。
この間に邪神の子を召喚しても、ダークミナデインではなく終末の炎を選んできたため無意味に。

終末の炎についても、3回全て自爆させることに成功した。
ためている間は他の行動をしないので、むしろチャンスである。

DQ11S-128

今回は、4度目の挑戦で勝利した。
決まり手はグレイグの蒼天魔斬だった。
シルビア:お楽しみ、いただけたかしら?
所要時間は大体40~50分か。計測しとけばよかったね。


これで、今度こそ終わりだ。
セーニャ:本当に、長い・・・冒険の物語でしたわね
大変だったと思うけど、楽しかった・・・かな?
冒険好きのセーニャにこそ聞きたい。

さて、勇者としてやるべきことがまだいくつかある。
まずは忘れられた塔へ。時の番人を、セニカへと戻す。
さらに勇者の力も与えることで、今度こそ時のオーブを壊せる。
ずっと遠い昔へ・・・ローシュに会うために。
カミュ:不思議だな、こういうことがかつてあったような気がする
やっぱりカミュも、少しだけ覚えてるのかね?最初の歴史を。


その後は、それぞれの故郷を回る・・・が、これは省略。

イシの村で、元の生活に戻ってしばらく日数が過ぎる。
ここを歩き回るのは、旅立ちの日以来だ。

でもって今日は、リーフを訪ねてきた旅人が2人。ベロニカとセーニャだ。
命の大樹から受け取った勇者の剣を、再び収めに行く。

DQ11S-129

いつも以上に口の減らないベロニカである。

超がつくほどの美少女が2人来たことは、数人の村人が話題に出してくる。
紹介してくれって言われたが、残念ながら2人とも彼氏持ちである。
誰かって言えば・・・それは想像にお任せ。


長くはないけど3人旅、魔物もいなさそうだし気楽に。
ベロニカとセーニャは武器を装備していない。

DQ11S-130

今回のエンディングも、撮影禁止区間だ。
これが、撮影できる最後のシーンである。

勇者の剣を収めると、命の大樹が聖竜として現れる。
ロトゼタシアを救った勇者リーフに、ロトの称号が与えられる――。


スタッフロールは、過去10作品の名場面集。
いずれも最初に発売されたハードとなる。
初期バージョンに限るなら、プレイしたのは6~8のみ。
DQ6からがBlackの知るDQだ。
8ともなると、グラフィックの向上を感じる。

そして、遠い未来。
1人の母親が読んでいた本は、初代ロトの物語。
母親は1人息子を起こしに行く。
今日旅立つ、後に勇者と呼ばれる少年、その名は――。


Fin

2019.10.23 23:55

プレイ時間 64:24
エンカウント 161回
全滅 10回

DQ11S-131


平均Lvは45.8、偶然にも3DS版の2周目と全く同じとなった。
誤差でない程度にここから削るのは、ボス戦で意図的に経験値を回避とかしないと難しそうだ。
ちなみに、まだ1体もメタルを狩っていない。

ひとまずこれでゲームクリア・・・・だが、見てないイベントが多数残っている。
まだまだDQ11Sは終わらない。


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